越谷教室 千駄木教室

どろぼうがっこう

小さいころ、両親が買ってくれた本に、『どろうぼうがっこう』や『おたまじゃくしの101ちゃん』という本がありました。寝る前によく読んでくれました。これらの絵本が僕は好きでした。本の作者は、加古里子(かこさとし)さんです。

加古里子さんのインタビューで、こんなことをおっしゃっていました。

戦争中、戦争に賛成していた大人たちが、戦後になってくるりと主張を変えて、「実は戦争に反対だった」なんて言っていたことにショックを受けたと。その当時の「子供たちは、大人に対してどう思ったか?ということですよ」加古さん自身、無批判に戦争に賛成していた自分を嫌悪し恥じた。「自分も同罪なんです。どうやって償わなきゃいかんかと。」

そこで加古さんは、「大人に染まらないこどもたちに未来を託そうと、大人の言うことだけを聞いているんじゃだめだと、見分ける力を自分で持て」「応援団みたいなのくらいはできるかもしらんと」

 

そんな思いでこれらの本を書いていてくれたとは知りませんでした。

加古さんのおっしゃっていることは、ノーベル賞を受賞した本庶さんの言っていることとも重なる気がします。

僕は、加古さんの本に出合えて良かったと思っています。加古さんと、本を買ってくれた両親に感謝したいです。

加古さんは、今年の五月に亡くなってしまいましたが、その思いは、子どもたちにずっと受け継がれてゆくと思います。

秋山大治郎

 

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