越谷教室 千駄木教室

君たちはどう生きるか

以前も吉野源三郎さんの著書『君たちはどう生きるか』について書いたことがありました。

中2のO君に、この本の小説版を貸しました。彼が夏休みの読書感想文でこの本について書いたそうです。O君が「けっこう面白かったよ。」と言ってくれたのは、とてもうれしかったです!

僕もかつて(純粋だったころ)思い悩み(今も思い悩んでいますが・・・)腐っていた時期がありました。そんな時にこの本を読んで救われました。たとえば、こんな記述があります。

「人間が本来、人間同志調和して生きてゆくべきものでないならば、どうして人間は自分たちの不調和を苦しいものと感じることができよう。お互いに愛し合い、お互いに好意をつくしあって生きてゆくべきものなのに、憎みあったり、敵対しあったりしなければいられないから、人間はそのことを不幸と感じ、そのために苦しむのだ。

 人間がこういう不幸を感じたり、こういう苦痛を覚えたりするということは、人間がもともと、憎みあったり敵対しあったりすべきものではないからだ。また、元来、もって生まれた才能を自由にのばしてゆけなくてはウソだからだ。

 およそ人間が自分をみじめだと思い、それをつらく感じるということは、人間が本来そんなみじめなものであってはならないからなんだ。

 コペル君、僕たちは、自分の苦しみや悲しみから、いつでも、こういう知識を汲み出してこなければいけないんだよ。……

 僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。

 だから誤りを犯すこともある。しかし—

 僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。

 だから、誤りから立ち直ることもできるのだ。」

 

ぜひ多くの本を読んで欲しいと思います。本は、(本に限らないのですが、文学・芸術といわれるものは)人に生きる力をくれると思うからです。

秋山大治郎

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